アルコールは下痢になりやすいもののひとつですが、特にビールは下痢の原因になりやすいです。

ビールを飲むと下痢をする気がする、ビールを飲んだ翌朝は便のキレが悪いという場合、それは思い込みではないかもしれません。

ビールが下痢を起こしやすい理由

  • 水分の量
  • 冷え
  • (ビール酵母)

ビールで下痢になりやすいのは飲み方が関係しています。特に影響が強いのが水分の量と冷えです。

水分の量

ビールを飲むときは、他のお酒と違って大きなジョッキで来ることが多いです。また、1杯ではなく何杯も連続して飲むため、大量の水分を摂取することになります。

腸は、栄養とともに水分の吸収も行っているのですが、全ての水分を吸収できるわけではありません。短時間に大量の水分を摂取すると、腸が吸収しきれず残ってしまい、便の水分量が増え、下痢になります。

冷え

大量の水分が腸内に入ると内臓が冷えます。内臓の冷えは生命の危機に繋がるため、身体の防衛反応が働き、冷えの原因となっている水分を素早く排出しようとします。

水分を排出するために使われる手段が下痢です。汗として排出すると余計に体温が下がってしまうので、腸を動かして熱を生成しながら下痢をするという効率の良い方法が選ばれます。

それだけでなく、ビールの場合、キンキンに冷やしてたくさん飲むので、余計にお腹が冷えやすいです。ワインや日本酒の場合、冷えていてもビールほどたくさんの量は飲みませんし、飲むスピードもビールよりはゆっくりなことが多いので、下痢になりにくいのです。

先生_2

水分の量と冷えに関しては、サワーでも起こりやすいので注意しましょう。アルコール+大量の水+冷えは下痢になりやすい組み合わせなので、できるだけゆっくり飲むのを心がけましょう。

ビール酵母で下痢になることもある

可能性は薄いですが、ビール酵母が原因で下痢になることもあります。

ビール酵母とは、ビールを作るときに使う微生物のことで、麦汁をアルコールと炭酸に換える働きをします。これが発酵です。発酵した後のビール酵母は、麦汁の栄養をたっぷり持っています。

このビール酵母には食物繊維やビタミンが豊富に含まれていて、乳酸菌を増やす効果もあり、お通じ改善や腸内環境の改善に役立ちます。しかし、人によっては合わないことがあり、下痢などの症状が現れる場合があります。

ビール酵母はどちらかというと便秘解消に使うのが良いとされていて、腸内を刺激することがあります。そのため、普段から下痢をしやすい体質の人がビール酵母を摂取すると逆効果になることもあります。

国内のビールにはビール酵母は含まれていない

とはいえ、国内で製造されているビールは販売前にろ過して酵母を取り除くため、ビール酵母は含まれていません。酵母の働きで品質が変わってしまうことがあるからです。

そのため、国内メーカーのビールを飲む場合は、ビール酵母の影響で下痢をすることはまずありません。ビール酵母で下痢をすることがあるとすれば、ベルギーやドイツで作られたビールを飲む場合です。

海外製のビールの中には酵母が入ったままのものがあります。見分け方としては濁りがあるかどうかです。私たちが普段飲んでいる透き通ったビールとは違い、酵母が入っていると濁っています。

先生_2

ビール酵母は、主にサプリメントで使われています。エビオス錠が有名ですね。販売しているのはビールで有名なアサヒです。

善玉菌を増やして下痢を改善する

慢性的な下痢の主な原因は、ストレスや生活習慣の乱れによって起きた腸内バランスの悪化です。下痢を改善するには、腸内環境の改善が欠かせません。

乳酸菌は善玉菌のエサになり、悪玉菌を抑制します。普段からストレスを感じていたり、通勤や通学途中でゴロゴロ、トイレを探すのが日課になっているという人は、乳酸菌を始めてみましょう。

乳酸菌は毎日続けないと意味がありません。ヨーグルトを買ってもすぐに食べ忘れてしまったり、買い忘れてしまう人はサプリメントがおすすめです。