下痢になった時点で、体に何かしらの異常が出ている証拠です。心配な下痢と心配のいらない下痢がありますが、どちらにせよ体には不具合が起こっています。

病気ではない下痢

下痢には急性の下痢と慢性の下痢の2種類があります。急性の下痢は一過性の症状で、1度トイレに入ったり、1日ゆっくり休めば比較的早く治ります。

一方慢性下痢は、だらだらと数日軟便や下痢が続いたり、特定の状況下で必ず下痢になるなど、頻繁に現れてなかなか治りません。

急性の下痢

  • 乳糖不耐症
  • 暴飲暴食
  • 冷え
  • 精神的なストレス

暴飲暴食でお腹を壊したり、乳糖不耐症なのに牛乳を飲んで下痢をするという場合は病気とは関係ありません。

乳糖不耐症は牛乳に含まれる乳糖を分解できない体質のことですので、特に心配はいりません。

また、一時的に強いストレスがかかったり、寒くてお腹がゴロゴロするという場合も一過性の下痢です。

ただし、このような症状が頻繁に出るようになると、慢性の下痢と判断することもあります。普通は、冷えやストレスであっても、そこまで頻繁に下痢はしません。

後述しますが、過敏性腸症候群などの病気になると、腸が刺激に対して弱くなるため、少しの冷えやストレスなどの刺激で下痢になります。

慢性の下痢

  • 過労
  • 睡眠不足
  • 食生活の乱れ
  • 対人ストレス
  • 仕事のストレス

過労や睡眠不足、ストレスなど、体の疲れに起因する下痢です。機能性下痢とも呼ばれます。

毎日の電車通勤でお腹が痛くなる、会社についた途端に下痢、学校で必ず1回はお腹が痛くなるなど、特定の状況下やタイミングで腹痛や下痢が起こる場合は過敏性腸症候群です。

過敏性腸症候群と機能性下痢は違うものですが、機能性下痢に悩まされる人が実は過敏性腸症候群だったということもあるので、両者にそこまで大きな違いはありません。

1ヶ月の内、健康な便よりも軟便や下痢の方が多いという場合は、過敏性腸症候群の可能性が高いです。長期的に続く下痢の約7割が過敏性腸症候群という報告もあります。

病気の下痢

感染性の下痢(急性)

  • 発熱
  • 腹痛
  • 吐き気
  • 血便
  • 未消化物

感染性の下痢の特徴は、症状が急に現れ、発熱などの症状を伴います。感染による下痢は細菌やウイルスが原因です。

汚れた手で触ったものを食べたり、ウイルスが付着しているものを食べたりすると体内で繁殖し、症状のひとつとして下痢を引き起こします。

慢性の下痢

  • 過敏性腸症候群
  • 潰瘍性大腸炎
  • クローン病
  • ガン
  • ポリープ
  • 糖尿病
  • 肝臓病
  • 膵炎

病気で慢性的な下痢症状の場合、上記の病気が考えられます。

病気ではない下痢との違いは特に無く、なんとなく下痢が続くなーと思っていたら実はガンだったということもあるため、下痢だけで病気を突き止めるのはまず不可能です。

ガンの下痢も過敏性腸症候群の下痢も、食べ過ぎによる下痢も全て同じ下痢で、出た時の見た目は変わりません。病気によっては血便が出たり、白い色の便が出たりしますが、下痢に違いが出ることはほとんどありません。

病気を突き止めるには、やはり病院で検査をしたり、他に症状がないかを考えます。糖尿病だと異常なほど喉が乾いたりしますし、体重の減少なども見られます。

ただ、下痢以外に思い付く症状がなく、何年も同じ症状が続いていたり、ストレスに弱い、普通の日もあるけど下痢のほうが多いという場合は、やはり過敏性腸症候群の可能性が高いです。

だからといって安心できるわけではありませんが、自分自身で治すことができます。生活習慣の改善と、乳酸菌の摂取を始めていきましょう。

善玉菌を増やして下痢を改善する

慢性的な下痢の主な原因は、ストレスや生活習慣の乱れによって起きた腸内バランスの悪化です。下痢を改善するには、腸内環境の改善が欠かせません。

乳酸菌は善玉菌のエサになり、悪玉菌を抑制します。普段からストレスを感じていたり、通勤や通学途中でゴロゴロ、トイレを探すのが日課になっているという人は、乳酸菌を始めてみましょう。

乳酸菌は毎日続けないと意味がありません。ヨーグルトを買ってもすぐに食べ忘れてしまったり、買い忘れてしまう人はサプリメントがおすすめです。