下痢には乳酸菌が良いとは言いますが、摂取のしかたを間違えるとかえって下痢を悪化させます。

乳酸菌といえば、ヤクルトやピルクルなどの乳酸菌飲料を思い浮かべますが、このような乳酸菌飲料は下痢の時に良い飲み物ではありません。

  • お腹を冷やす
  • 乳糖不耐症
  • 砂糖が沢山入っている

乳糖不耐症

ヨーグルトや乳酸菌飲料は、乳酸菌が持っているラクターゼのおかげで乳糖が分解されています。そのため、牛乳をそのまま飲むよりは下痢しにくく、乳糖不耐症の人でも飲むことができると言われています。

しかし、それでも乳糖が100%分解されているわけではありません。人によっては下痢してしまいます。

また、ヨーグルトに至っては、牛乳とさほど変わらないという論文も出ているようですので、下痢しやすい人は避けたほうが良いかもしれません。

人物1_困る

私の母は牛乳もヨーグルトもダメで、口にするとすぐ下痢するそうです。

砂糖がたくさん入っている

乳酸菌飲料の甘さは砂糖によるものです。ピルクルは1日65ml、ヤクルトは1本が適量となっていますが、これは砂糖の量が多いからです。乳酸菌の量だと思っている人もいるようですが、乳酸菌は摂り過ぎてしまっても何も問題ありません。

砂糖は下痢を引き起こすため、できるだけ摂取は控えたほうが良いです。ヤクルトの場合、1本で角砂糖2個分ぐらいの量に相当するようです。

乳酸菌は下痢に良い

乳酸菌飲料を飲んで下痢をすると、どうしても乳酸菌の影響を考えてしまいますが、実際に乳酸菌が原因で下痢をすることはほとんどありません。むしろ乳酸菌は摂り過ぎぐらいが調度良いと言われていて、下痢改善クリニックでも、少し多めの乳酸菌の摂取を勧めています。

下痢の時には乳酸菌はできるだけ摂取したほうが良いです。腸内環境を整えれば下痢も改善します。

ストレスが原因の下痢であっても乳酸菌は有効です。脳腸相関という機能があり、脳がストレスを受けると腸が不安定になり、腸が不安定になると脳が不安定になります。

腸を強くすればストレスにも強くなるので、腸内環境を整え、細菌バランスを正常にするのはとても意味があります。

乳酸菌飲料には乳酸菌が少ない

よく、乳酸菌飲料に「乳酸菌○○億個入り!」と書かれていますが、実はとても少ないです。億個という単位を見るととても多いように感じてしまうのですが、腸のバランスを整えるために飲むのであれば、最低でも毎日1兆個は必要です。

そのため、乳酸菌飲料を1回飲んだからといって腸が強くなることはまずありませんし、飲むのであれば毎日継続しないと意味がありません。

特に、毎日のように下痢をする場合や、軟便が続くという場合は、腸内細菌のバランスが崩れ、善玉菌の数が少ないので、普通の人よりもたくさんの乳酸菌が必要です。

飲料以外から乳酸菌を摂取する方法としては、漬物や整腸剤、サプリメントがあります。漬物や整腸剤も乳酸菌飲料と同じく乳酸菌量が少ないので、サプリメントを活用するのがオススメです。

善玉菌を増やして下痢を改善する

慢性的な下痢の主な原因は、ストレスや生活習慣の乱れによって起きた腸内バランスの悪化です。下痢を改善するには、腸内環境の改善が欠かせません。

乳酸菌は善玉菌のエサになり、悪玉菌を抑制します。普段からストレスを感じていたり、通勤や通学途中でゴロゴロ、トイレを探すのが日課になっているという人は、乳酸菌を始めてみましょう。

乳酸菌は毎日続けないと意味がありません。ヨーグルトを買ってもすぐに食べ忘れてしまったり、買い忘れてしまう人はサプリメントがおすすめです。