下痢をすると辛いものを食べた時のように肛門がヒリヒリして痛くなりますが、これは下痢特有の症状です。

硬い便でも肛門が痛くなることはありますが、下痢の時とはメカニズムが違います。

下痢で肛門が痛くなる原因

  • お尻の拭きすぎ
  • 腸液による刺激
  • 下痢の勢い

拭きすぎ

下痢の時は何度も何度もトイレに行くため、お尻を拭く回数が増えます。

柔らかいトイレットペーパーなら多少は拭きすぎても大丈夫ですが、トイレットペーパー自体あまり質が良い紙ではないので、何度も拭くことで肛門に小さな傷ができます。場合によっては出血することもあります。

傷ができたところに便が触れることで、さらに痛みが増します。便には菌の中にはたくさんの細菌が混じっているため、清潔にしないと化膿して悪化することもあります。

腸液による刺激

下痢は、便の中の水分が多い状態です。通常なら大腸で吸収されるはずの水分が便として排泄されてしまうのですが、この水分はただの水ではありません。

下痢に含まれる水分には消化液(腸液)が混じっていて、アルカリ性で皮膚を溶かすほど強力です。この腸液が肛門の皮膚を溶かし、痛みが出ます。

下痢の時にお尻を拭くと痛くなりやすいのは、腸液で皮膚が弱っているからです。弱った皮膚に硬いトイレットペーパーが当たり、傷ができ、さらに腸液で悪化するという悪循環が起こります。

勢い

水下痢になると、勢いが強く肛門にもダメージとなります。硬い便が勢い良く出た時も肛門に傷ができますが、同じように水下痢も勢い良く出れば刺激になります。

もともと肛門の皮膚は他の部位に比べて弱く、少しの刺激で痛みが出ます。腸液やトイレットペーパー、勢いなどの刺激が加わるとすぐに痛みが出たり、違和感が現れます。

これを防ぐには、力みすぎずゆっくりと排便することと、ウォシュレットを使うことが大切です。

痔の原因になる

これら3つはただ単に痛みを引き起こすだけでなく、痔の原因にもなります。

腸液で皮膚が溶け、トイレットペーパーで傷ができ、また下痢をするというようなサイクルを繰り返すと、傷が深くなり、裂肛(切れ痔)になります。

痔は繰り返し、癖になりやすいので早めに対処することが大切です。日頃からウォシュレットを多用し、刺激を避け清潔に保ちましょう。

善玉菌を増やして下痢を改善する

慢性的な下痢の主な原因は、ストレスや生活習慣の乱れによって起きた腸内バランスの悪化です。下痢を改善するには、腸内環境の改善が欠かせません。

乳酸菌は善玉菌のエサになり、悪玉菌を抑制します。普段からストレスを感じていたり、通勤や通学途中でゴロゴロ、トイレを探すのが日課になっているという人は、乳酸菌を始めてみましょう。

乳酸菌は毎日続けないと意味がありません。ヨーグルトを買ってもすぐに食べ忘れてしまったり、買い忘れてしまう人はサプリメントがおすすめです。