下痢になったら食べたほうが良いとされている果物はバナナとリンゴです。下痢になると食べる気が起きませんが、果物なら食欲がなくても食べることができます。

リンゴ

下痢になると水分とともに電解質が失われますが、リンゴにはその電解質の一つであるカリウムが含まれています。

カリウムが不足すると、体がだるくなったり、疲れやすくなりますが、それ以外にも便秘や虚弱、精神状態が不安定になるなどの症状が出ます。

下痢によるカリウム不足でさらに下痢が酷くなるという悪循環を、リンゴで防ぐことができます。

また、水溶性食物繊維であるペクチンが含まれているのも下痢に良い理由のひとつです。善玉菌のエサになるので、下痢を改善するのに役立ちます。

バナナ

バナナは程よい甘さと消化の良さから、胃腸が弱っている時に食べたほうが良いと言われている果物です。しかし、下痢に関しては必ずしも良いとは限りません。

バナナには水溶性食物繊維と不溶性食物繊維のどちらも含まれていますが、不溶性食物繊維の方が水溶性食物繊維よりも10倍多く含まれています。

不溶性食物繊維は腸を刺激してぜん動運動を活発にします。これが便秘に良いと言われている理由なのですが、下痢の時に腸が活発に動くと下痢が余計に悪化します。

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リンゴにも不溶性食物繊維は含まれますが、不溶性と水溶性の割合は4:1です。10:1のバナナと比べると、そこまで差があるわけではありません。

ビタミンCが多いのも良くないポイントです。バナナを1本食べたからといってすぐに下痢になるわけではありませんが、ビタミンCは過剰摂取で下痢になります。

オリゴ糖が下痢を悪化させる

バナナにはオリゴ糖が含まれています。オリゴ糖は善玉菌のエサになるので、腸内環境を整えるのにとても役立ちます。

しかし、オリゴ糖は難消化性で吸収されにくいため、腸が弱っている時に摂ると悪化することがあります。オリゴ糖が善玉菌のエサになるということは、腸まで消化されずに届くということです。

オリゴ糖に関しては、普段から摂取する場合にも注意したほうが良いです。腸が弱い人は少しずつ調整していかないと、便が緩くなったり、腹痛が起きたりします。

バナナが消化に良いとは限らない

よく、バナナは消化に良いと言われていますが、消化に良いバナナは良く熟しているものであって、お店で売られている状態の綺麗なバナナは消化に悪いです。

綺麗なバナナには難消化性デンプンがたくさん入っていて、不溶性食物繊維と同じように腸を刺激します。

便秘解消にはうってつけですが、やはり下痢の時に摂ると悪化します。食べるならシュガースポット(黒い点)ができているものにしましょう。

あまりにも下痢が酷い時は控える

あまりにも水下痢が酷く、何を食べてもすぐに下してしまう時は、リンゴやバナナであっても食べないほうが良いです。

果物には少なからず消化酵素が含まれているため、弱った胃や腸にダメージを与えます。

落ち着いてきたら、缶詰の果物から始めるのがオススメです。加熱処理されているため、細胞壁が破壊されて栄養が吸収しやすいというメリットがあります。

ただし、みかんは缶詰であっても下痢を引き起こすので注意しましょう。

善玉菌を増やして下痢を改善する

慢性的な下痢の主な原因は、ストレスや生活習慣の乱れによって起きた腸内バランスの悪化です。下痢を改善するには、腸内環境の改善が欠かせません。

乳酸菌は善玉菌のエサになり、悪玉菌を抑制します。普段からストレスを感じていたり、通勤や通学途中でゴロゴロ、トイレを探すのが日課になっているという人は、乳酸菌を始めてみましょう。

乳酸菌は毎日続けないと意味がありません。ヨーグルトを買ってもすぐに食べ忘れてしまったり、買い忘れてしまう人はサプリメントがおすすめです。