朝起きて飲み物を飲むと下痢をするのは、過敏性腸症候群の代表的な症状です。

  • 朝ごはんを食べるだけなら問題ないが、飲み物を飲むと下痢になる
  • 温かいものでも下痢になる
  • 飲み物を変えてもダメ

毎朝決まった時間に下痢をする、朝食を食べると必ずお腹を壊す、飲み物を飲んだだけで下痢をするなどの症状に悩まされている場合、過敏性腸症候群を疑います。

飲み物を飲んで下痢をすると、その飲み物に原因があると思いがちです。しかし実際には飲み物ではなく、お腹に原因がある場合が多いです。

まずは、以下のリストに当てはまるかどうかをチェックしてみましょう。

  • 昼や夜は沢山飲んでも大丈夫なのに、朝だけ下痢になることが多い
  • 毎日決まった時間やタイミングで下痢になる(通勤途中、通学途中など)
  • ほんの少し飲んだだけでもお腹が痛くなってしまう
  • 飲み物を飲まなければ下痢にならない

この中で一つでも当てはまる、もしくは似たようなことがある場合、過敏性腸症候群の可能性が高いです。普段から下痢しやすい体質だったり、緊張するとお腹がゴロゴロ鳴ったりしませんか?

なぜ、飲み物を飲んだだけで下痢をしてしまうのか?

朝に飲み物を飲んだだけで下痢をしてしまうのは、腸が刺激に弱くなっていることや、お腹のことを考えすぎていることなどが考えられます。

腸が刺激に弱くなっている

過敏性腸症候群は、簡単に言うと、腸が刺激にとても弱くなる病気です。ストレスや冷えですぐにお腹がゴロゴロしたり、食べ物を食べたり、飲むだけですぐに下痢になってしまうこともあります。

特に、朝は下痢を起こしやすい時間です。朝になると、自律神経は副交感神経優位の状態から交感神経優位の状態に変化します。そのため、自律神経はとても不安定です。

腸は自律神経によって動かされているので、自律神経が不安定な朝は、腸の活動も不安定になります。普通の人ならさほど影響はありませんが、過敏性腸症候群だとこの影響を大きく受けるため、朝だけ症状が出てしまうのです。

ですが、だとしたら飲み物だけでなく食べ物でも影響を受けるはずですよね。食べても下痢にならないのに飲むと下痢になるのは、精神面が大きく影響しています。

飲み物を飲むと下痢をするのはストレスが原因

過敏性腸症候群の最も大きな原因の1つがストレスです。朝食でパンやご飯を食べても下痢にならないのに、飲み物を飲むと下痢をするようなケースは、やはり精神的なストレスや考えすぎを疑います。

通勤がとてつもなく嫌だったり、学校が面倒くさい、もしお腹が痛くなったらどうしようなどと考えてはいませんか?このような考え事が、過敏性腸症候群の直接的な原因になります。

  • 今日は飲み物を飲んでしまった、通学途中で下痢になったらどうしよう
  • 飲み物を飲んじゃったけど、また下痢になるのかなぁ
  • 今日はお腹の調子大丈夫だな
  • 今日は飲まなかったから多分大丈夫だろう

「飲み物で下痢になった」という体験が体に刷り込まれているため、上記のようなことを考えるだけで下痢をします。

また、「今日はお腹の調子が良い!ラッキー!」というようなポジティブなことでも下痢を引き起こすことがあります。ネガティブ、ポジティブに関わらず、過敏性腸症候群になると、お腹のことを考えるだけで下痢になるのです。

病は気からといいますが、過敏性腸症候群はまさにこれです。飲み物で下痢をするのも、飲み物が原因なのではなく、「飲み物を飲んで下痢になった経験」が原因なのです。

そのため、飲み物の種類を変えても下痢になったり、ある特定の飲み物の時だけ下痢をする、固形物なら平気なのに飲み物を飲むと下痢をするというような状況に陥ります。

どうすれば良いのか?

過敏性腸症候群の治療といえば、食事療法や運動療法などがありますが、飲み物を飲むと下痢をするというケースの場合は、やはり精神面を改善していくことが重要です。

まずはお腹のことを気にし過ぎないようにして、何かしらのストレスを抱えているのであれば、できるだけ減らしていきましょう。簡単なことではありませんが、少しでも精神的な負担を軽くすれば、下痢の症状も軽くなります。

腸を強くすれば治る?

腸の機能を向上させるのも下痢に対して効果があります。腸を強くすることで、精神的なストレスから受ける刺激が弱くなることもあります。

腸が弱いと、普通の人ならなんともないことが大きな刺激になってしまいます。

  • 消化しにくいものを食べて下痢
  • 冷たいベンチに少し座っただけで下痢
  • 他の人の「お腹が痛い」という声を聞いて下痢

普通なら、消化しにくいものを食べても少しぐらいならなんともありません。しかし、腸が弱いとすぐに下痢をしてしまいます。

また、冷えにも弱くなりますし、他の人の腹痛がうつることもあります。

人物1_困る

大げさなように聞こえるかもしれませんが、実際に私が経験したことです。本当にお腹が弱いので、知らない人が「昨日お腹の調子が悪くて…」と話しているのを耳にしただけで下痢になったこともありました。

腸を強くするにはどうすればいい?

  • お腹を冷やさない
  • ストレスを溜めない
  • 腸内細菌バランスを正常にする

腸が弱いというのは具体的に、腸内細菌のバランスが乱れている状態です。腸内の悪玉菌が増え、善玉菌が減っていると、ストレスや冷えで受ける刺激が強くなり、腹痛などの症状が現れやすくなります。

それによって下痢はますます酷くなりますし、下痢が酷くなることでストレスが増えるという悪循環が起こります。

ですから、腸内細菌バランスを正常化させることが下痢改善には欠かせません。

腸内細菌バランスを改善するには、乳酸菌を積極的に摂取し、栄養の乱れを改善する必要があります。コンビニ弁当や菓子パン、カップ麺などばかり食べていると腸内環境が乱れます。

乳酸菌は、乳酸菌飲料やヨーグルトから摂るよりも、サプリメントのほうが良いです。摂取する乳酸菌の量は多ければ多いほど良いと言われているのですが、ヨーグルトを毎日食べるだけでは実は足りないのです。

特にお腹を壊しやすい人は乳酸菌の数もたくさん必要になりますので、簡単に沢山乳酸菌が摂れるサプリメントがおすすめです。

 

善玉菌を増やして下痢を改善する

慢性的な下痢の主な原因は、ストレスや生活習慣の乱れによって起きた腸内バランスの悪化です。下痢を改善するには、腸内環境の改善が欠かせません。

乳酸菌は善玉菌のエサになり、悪玉菌を抑制します。普段からストレスを感じていたり、通勤や通学途中でゴロゴロ、トイレを探すのが日課になっているという人は、乳酸菌を始めてみましょう。

乳酸菌は毎日続けないと意味がありません。ヨーグルトを買ってもすぐに食べ忘れてしまったり、買い忘れてしまう人はサプリメントがおすすめです。