ピロリ菌は胃の中に住み着く細菌です。胃ガンや胃潰瘍などの原因になるとされ、「ピロリ菌さえ除菌してしまえば胃の病気になることはほとんどない」と言われるほどです。

ピロリ菌がもたらす症状

  • 食欲不振
  • 吐き気
  • 胸焼け
  • 胃もたれ
  • 食後や空腹時の痛み

ピロリ菌は胃に影響を与える細菌なので、下痢との関係は薄いと言われています。

ですが、ピロリ菌が下痢の原因になる可能性もゼロではないという考えもあります。下痢に悩まされていた人がピロリ菌の除菌を行ったところ、下痢の症状が治ったという例もあるようです。

ピロリ菌が精神的なストレスを与える

ピロリ菌が原因でストレスを抱えている場合、除菌で下痢が改善する可能性があります。前述しましたが、ピロリ菌は胃に対して影響を及ぼす細菌で、食欲不振や胸焼けといった不快な症状を引き起こします。

そのせいで好きなものが食べられなくなったり、食べる量が減ったり、食べてもすぐに気持ち悪くなってしまうなどの症状が現れることがあります。満足に食事ができなくなると、体力的にも精神的にも弱ってしまい、ストレスが体に蓄積されていきます。

今度はストレスが原因で、下痢などの症状が現れるようになります。ピロリ菌による胃の不快な症状が続くことで、「胃癌かも?」と思ったり、「変な病気だったらどうしよう」と悩みが増え、症状はさらに悪化します。

このように、ピロリ菌が症状の連鎖を引き起こすこともあります。このような例の場合は、除菌でストレスの元となっていた食欲不振などの症状が改善するので、同時に下痢も治る可能性があります。

下痢の他にも胃もたれや吐き気といった症状がある場合は、1度ピロリ菌の検査も視野に入れてみましょう。

ピロリ菌の除菌で下痢になる

ピロリ菌の除菌には抗生物質を使うのですが、副作用に下痢があります。抗生物質は悪い菌だけでなく良い菌も殺してしまうので、腸内細菌のバランスがぐちゃぐちゃになります。

抗生物質を服用する時には必ず乳酸菌製剤も服用しますが、これは腸内の善玉菌を増やすためです。乳酸菌は善玉菌のエサになり、腸内環境を整える働きがあるので、抗生物質が処方されるときは、一緒に乳酸菌も処方されます。

下痢の程度は人それぞれ

ピロリ菌の除菌による下痢症状は人それぞれで、症状が重い人もいれば軽い人もいます。元々腸が弱い人の場合は善玉菌の数も少ないので、副作用が強く出ることが多いです。

タクシーの運転手やバスの運転手など、長時間拘束されるようなお仕事をされている方は休みをとったほうが良いかもしれません。普通の下痢と症状はほとんど変わりませんが、1日中トイレにこもりっぱなしというケースもあります。

症状はだいたい2日~3日続きます。他にも味覚障害や発熱などが現れることもあります。

善玉菌を増やして下痢を改善する

慢性的な下痢の主な原因は、ストレスや生活習慣の乱れによって起きた腸内バランスの悪化です。下痢を改善するには、腸内環境の改善が欠かせません。

乳酸菌は善玉菌のエサになり、悪玉菌を抑制します。普段からストレスを感じていたり、通勤や通学途中でゴロゴロ、トイレを探すのが日課になっているという人は、乳酸菌を始めてみましょう。

乳酸菌は毎日続けないと意味がありません。ヨーグルトを買ってもすぐに食べ忘れてしまったり、買い忘れてしまう人はサプリメントがおすすめです。